小樽の歴史と浪漫に浸れる旅館

小樽の地名はアイヌ語に由来し、江戸時代に鰊や鮭漁を営む人々の集落として形成されたのが始まりです。
北海道開拓の重要な港湾、特別輸出港、国際貿易港として発展、繁栄し、それと同時に、埋立地には石造倉庫が建ち並び、市街地には問屋や銀行などが軒を並べ、北海道金融界の中心地として重要な役割を担ってきた歴史があります。

これら明治、大正、昭和初期にかけての建造物が現在も数多く残って小樽らしい街並みを作り、そのレトロな景観が観光客を呼んでいます。

景観地区にあり明治10年創業の越中屋旅館は、その名が示すように江戸時代末期に富山から移り住んで回漕問屋を営んでいた初代が、屯田兵に自宅に一室を提供したのが開業のきっかけです。

130年の歴史ある建物は近代的な設備の現在の建物へと変わりましたが、福井県の庄屋を移築したという1部屋は大切に保存されています。
旧宮家が滞在した際に特別室として使用された書院造のその部屋は、昔と変わらない純和風の佇まいです。

1泊7千円からですが、夕食は近海の海の幸を盛った和食膳を部屋食でゆったりと味わえます。
明治初期に建てられた余市の大網元の屋敷を移築し、昭和14年に料亭旅館として創業した銀鱗荘は、現存する数少ない鰊御殿の一つです。

また、宿泊できる鰊御殿としては唯一の存在で、その姿は北の海に繰り広げられた栄華の歴史を彷彿とさせます。

敷地内に湧き出る豊かな自家源泉の湯は、露天岩風呂、大浴場、部屋風呂に注がれ、露天風呂からは市街地と雄大な石狩湾と山並みの眺望が得られます。

時折聞こえる列車の汽笛や海猫の鳴き声に船の汽笛が旅情を誘い、小樽の歴史とロマンに浸れる旅館です。

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